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NOREN通信(のれんつうしん)

山暖簾スタッフが地域の情報を集めてお送りします。

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SASEBOときたび 公式ガイドブックvol.2より

「SASEBO時旅」のプログラムやツアーは、(財)佐世保観光コンベンション協会が企画・実施するもので、ガイドや講師がついて佐世保の魅力を体験・教えるツアー・企画です。

物作り、ウォーキング、お菓子作りなど佐世保の魅力満載なプログラムの中から、私が体験したものは「SASEBO港まち歩き」です。サブタイトルは“ガイドと歩くと物語が見えてくる”。
題名的にも、気軽に参加できそうな感じがしたので体験してきました。

まち歩きのガイドをして頂いた方は、清水芳子(しみず よしこ)さんです。普段は就職のサポートをするお仕事をされているんですが、休みの土日などには「時旅」の予約が入ればガイドとして、港まち歩きをお客様と一緒にされています。とても、笑顔が素敵な方です。好きな食べ物は「果物」だそうで、果物だったら何でも好きとのことです。私的には、メロンを食べている姿がよく似合いそうな感じの方です。

当日は、10時にMR(松浦鉄道)佐世保中央駅に集合。ちょうど10時に行ったら、ひょこっと清水さんが待っていました。佐世保中央駅なんて個人的にはめったに行かない場所なのでなんだか新鮮な感じがしました。

早速、まち歩きのコースを簡単に説明してもらい、いざ出発!!


買物でよく歩く、佐世保のアーケード。
歩き慣れたアーケードに何か発見があるのだろうか?と思いながら清水さんと歩いていると・・・・・あったんです。
アーケードから路地に入る場所で上を見上げると・・・・。「○○通り」という看板が。よく見ると「ぎんた通り」と「ばってん通り」がありました。普段は気づかない・・・。
「ばってん」と「ぎんた」は方言ですね!
私は「ぎんた通り」を通って路地を抜けました。



「ぎんた通り」を抜けると、自家製ベーコンが美味しいと有名な「Big Man(ビック マン)」が!
表には、アンパンマンで有名な、やなせたかし先生が考えてくれた、バーガーボーイ。店内には、実際のバーガーボーイの原画も飾ってあるそうです。外からですけど確認することができました。


まだ、まち歩きをスタートしたばっかりですが、すでに“知らなかった事”が出てくる出てくる・・・・。「まじで!」とか「こんなとこに!」と、驚きの連続。ワクワクしてきました。
佐世保では、歴史のある店「蜂の家」の紹介もあり、佐世保市民としては、知ってるけど、知りたい!みたいな気持ちになります。
佐世保市民なら、ほとんどは知っていると思う「蜂の家のジャンボシュークリーム」。シューの中には、たくさんのフルーツが入っています。



まち歩き中にも関わらず、店内まで立ち寄りたい気持ちになります。食欲をそそります。
店の前にある大きなシュークリームのオブジェがまさに目印ですね!他県からのまち歩きに参加された方は、驚かれるそうですよ。蜂の家さんの発祥のお話も聞くことができました。

その蜂の家の横の階段を、上ることに・・・・・。え!?ここは、通れるの!?デパートの従業員入口しかないのでは!?と思っていると・清水さんはどんどん階段を上って行きます。

実は、あったんです。民家が・・・・。
確かに、住んでる方の道でそこに知り合いがいない限り通ることはありません。
上りきったところで、そこからの景色を見ました。
見てるようで見た事のない景色。思わず佐世保の景色に見入ってしまいました。


ここに上る意味、佐世保の歴史、地形など・・・・たくさんのお話をして頂きました。
初めて聞くことばっかりでした。資料をたくさん持って歩かれていて、箇所箇所で資料と照らし合わせてお話され、「今」と「昔」を、よく比べて歴史を知ることができます。
路地を歩くのは、個人的にとても楽しいです。電線も手をあげたらすぐ届く位の高さにあったり、「昔のまま」が体験できた時でもありました。



路地を抜けると、次はMR佐世保中央駅のホームに案内してもらいました。私の生活の中ではMRは利用しないので、ホームなんてほんと何十年ぶりかのホームに感動しました。なんと、MR佐世保中央駅には駅員さんがいるんです。無人駅だと思っていたので、珍しかったです。券売機もレトロな感じで、よかったです。
アーケードからひょこっと入った所にあるので、分かりにくくはあるんですがガイドの清水さん曰く「鉄男くん・鉄子ちゃん(電車マニア)にはたまらない」オススメの場所だそうです。



駅の横をすり抜けて、佐世保を代表する公園、ニミッツパークが見える場所から説明がありました。
「今見ているところは、米軍ですよ」・・・・言われてみればそうだ!!って感じです。
簡単に言うと、川を挟んで奥がアメリカ。手前が佐世保・・・なんです!隣が外国!?
でも、私は佐世保市民だからあんまり不自然には思いませんでした。他県からのお客様はビックリするでしょう。“海軍の街「佐世保」”の象徴的な景色かもしれませんね。




「アルバカーキ」という橋を通って、佐世保公園へ・・・。
奥にはフェンスを境に米軍基地の敷地です。
佐世保市はアメリカのアルバカーキ市と姉妹都市を結んでいるので、その証としての橋だそうです。アルバカーキ市との共通点は・・・・緯度がほぼ一緒だそうです。
こういった説明を聞いてる横を外国人が普通に通っている光景・・・。「普通」なんですが、佐世保市民以外の方は、違和感があるかもしれません。

「佐世保公園」も正式名称があったなんて知りませんでした。
清水さんは、佐世保の歴史をガイドの途中でクイズ形式で楽しませてくれます。私が正解できたのは1つだけでした。佐世保の歴史をすごく深くまで話して下さるので「資料探しとか、歴史を覚えるの大変だったんじゃないですか?」と思わず尋ねてみました。
清水さんは「私は知識がゼロだったので、何もかもが新鮮な発見で楽しい」と言われました。清水さんは実家が長崎市だそうなので尚更、佐世保の魅力にどんどん惹かれていかれたみたいです。努力して覚えた、資料集めした・・・という感覚はないそうです。「好きだから」に限りますよね。ガイドを聞いててとても“佐世保愛”を感じとることが出来ました。

そして、アルバカーキ橋を渡った先の米軍基地なんですが、アメリカの記念日とかに解放された時のみ入る事ができる場所だと思っていたのですが、なんと一定の場所までは、普段でも入る事ができるとのことです!驚きです。
(※時と場合によっては入場制限などされる場合があります)

一歩踏み入れたら、アメリカの法律がほぼ適用されるそうなので、法律を知ってから行って下さいね!カメラの撮影は禁止なので、ここからは少し想像の世界へ。

米軍基地は入ると、広いグランドがあり、グランドでは子どもや大人がサッカーやキャッチボールをしている光景が。バーベキューする場所もあって、どれもアメリカ サイズ!!一歩踏み入れるだけで別世界。映画のワンシーンみたいな感じを受けたりします。
売店みたいなところにも立ち寄り、アメリカのお菓子やコーヒーなど飲むことができます。アメリカンスタイルで楽しめるところです。コーヒーとチョコレートを食べました。おかげで体も更に温まり、再出発!あまり歩き慣れない道や石碑などを案内してもらい驚きの連続でした。橋の名前にもちゃんと物語があり、「佐世保橋」という橋の説明を受けた時は、衝撃的でした。



何気なくいつも通っている橋に深い物語があり、私の親世代にはとても思い出深い出来事が起こった橋だったみたいです。帰って親に聞いてみると、すごく熱く語ってくれました。
キーワードは「エンタープライズ」です。橋の上で小競り合いがあった等、昔の写真などを見せてくれて、教えてくれました。


このガイドで何より私が一番驚いた事は「佐世保民文化ホール」と言う建物の存在です。正直言ってこの場所にこんな建物があったなんて、知りませんでした。
中を見学することができたので案内してもらい、館内はレトロな雰囲気で演奏会のリハーサルをされている最中でした。



館内の壁が水色で、やはり海軍の街を思わせるような感じでした。実際尋ねてみると・・・そのようなイメージかどうかは謎。とのこと。探検気分でとても楽しかったです。
清水さんも、「今日は(ガイド催行日)普段見れない所まで見れてラッキーですよ」と興奮されていました。



もちろん、今も現役でよく演奏発表会やコンサート、踊りの発表会での利用が多いみたいですが、昔は合同慰霊祭でよく利用さてていたそうです。今後は、改装工事が入る予定だそうで、昔のままのものは残しておいてほしいなと思ったりしました。

興奮も冷めやらぬまま、次の目的地へ・・・・映画で有名な「釣りバカ日誌」のロケ地になった場所や、モデルになっただろうお店なども案内してもらい、もう一回映画を見ようと思うくらいリアルな感じでした。

佐世保って、ほんとに外人さんが多くいる街なんだなと改めて思いました。ここに道があるとか、いつも見てる風景なんですが、深く入りこんだことはなく、それぞれの土地ならでわの歴史がよくわかりました。

清水さんも、ガイドをする度に新しい発見があるから、この「まち歩き」のガイドは魅力的だと話してくれました。実際、この日、清水さんは新発見をされたので、その場に私がいたことにも少しラッキー感がありました。

この路地は、外国人がよく利用した飲み屋街です。当時は「キャバレー」が多かったみたいで、好景気。
戦争が終わったと同時に、経済も低迷しましたが・・・・カウンター越しの1杯ドリンクオーダー制の飲み屋が流行り、店員は日本人、お客様は外国人という・・・・あまり見慣れない光景が、佐世保ではごく普通の日常生活だったみたいですよ。外国人に1番人気(佐世保に行ったらココへ行けと口コミで広まっている)のバーだったりを教えて頂き(日本人も入店できますよ)、私にとっても新しい情報を手に入れることができました。


佐世保川一帯を一周した感じに、ガイドコースを回り、私自身も初めて歩くコースでした。
最後にまたアーケードに戻ってきて、親和銀行本店の前での解散。清水さんは、親和銀行本店の建物の説明までしてくれました。諫早の石を持って来て昭和に造ったモダンな建物の1つです。銀行とは思えない建物です。これも景気がいい時代の象徴的なものだと思いました。



「2時間ってあっという間だったなぁ」(この日は事前了承のもと、2時間を少々オーバー)と、つぶやいたら、清水さんが「そう言って頂けるとうれしいです」と・・・・。清水さんは、ガイドをするにあたって、2時間と案内していて2時間を超える事があればお客様に失礼にあたるから気をつけていると言われていました。どこかにユーモアを入れつつ、そのお客様の反応に合わせたガイドを心がけているとのこと。

「今までガイドをしてきた中で印象に残っていることは?」と質問をしたら、ガイドを受けたお客様からお手紙や写真を頂いたりした事だそうです。このガイドを通じて、佐世保“時旅”をどのようにアピールできたらいいかは清水さんにとっても、佐世保市全体に関しても課題になることだと思います。

自分の住む街の良さを感じながら、他の人とも等身大で感動を共有していけたらと清水さんは言われていました。確かに、自分の住む街は住んでいる人にしか分からないことや、場所がたくさんあると思います。その魅力を佐世保市民が色々な形で観光客をメインに最大限、発信できたらいいなと思いました。

最後に親和銀行本店前で、清水さんと記念写真。
とても気さくな方で、ガイドコースを楽しく回る事ができました。今回のレポートは詳しくは書いておりません。清水さんのガイドを是非、体験してほしいからです。
私自身も、佐世保に住んでいながら今回の清水さんのガイドで「昔の佐世保」だったり、「海軍の佐世保」や「佐世保の発展」を知ることができました。すごく勉強になりました。

是非、佐世保の魅力を地元ガイド付きで体験してください!

●佐世保観光コンベンション協会内「時旅デスク」 0956-23-7212
インターネットでも閲覧可能です。時旅のプログラムも載っています。
http://www.sasebo99.com/

■平成24年1月28日掲載 取材、原稿/山暖簾スタッフ・古川

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