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NOREN通信(のれんつうしん)

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軍港の町 佐世保を知る ~体験航海を通して~

「佐世保は海上自衛隊や米軍基地のあるとこさ!」・・・と、よく知人などに佐世保の紹介をする時に言ったりしますが・・・・。実際、中身は知らない・・・・という現実。私は生まれも育ちも佐世保なので「海上自衛隊の基地がある」というのは、当たり前のことで日常生活にも特別に意識をしたことがないのが正直なところです。興味がないわけではないのですが、日常生活にとけ込み過ぎてというか・・・なんと言うか(^^;
佐世保市観光情報のホームページでは、ちょくちょく「海上自衛隊艦艇公開情報」を覗いてたりはします。 船に乗れるから楽しそうだなぁという思いはありましたが、なかなか機会がなく時間も取ることもできず・・・ズルズルと、今まで。
そんな矢先!話が舞い込んできましたー!コンベンション協会さんより、ご案内がっ。今回は、「体験航海」の実施ということで・・・・行くしかないでしょ!チャンスだと思いました。また、佐世保の観光にも海上自衛隊の観光ができるということをお知らせするチャンスでもあり、この“のれんつうしん”を通して、少しでもご案内ができたらと思いました。取材の許可を頂き、有難うございます。

当日は、とてもいいお天気に恵まれ、「さすが晴女」と自画自賛。
場所は、佐世保市干尽町にある倉島岸壁です。地元の人間でも「船が泊まってるな」くらいの感覚で、実際に 倉島岸壁という場所に行ったのは初めてでした。
待っていたのは、大きい船!正しくは、護衛艦です。



急いで受付へ。何故か小走りになりつつ・・・ワクワクしました。
近くで見ると、とても大きいです。存在感ばっちりで、かっこいい護衛艦でした。

今回の護衛艦は「はるゆき」という護衛艦の体験航海でした。
なんと、取材ということでご案内の方もお手配して頂き、恐縮です。(普段は、専属ではいないそうです)ご案内人は中村さんです。鹿児島出身で、7年目だそうです。

さっそく護衛艦に乗り込みます。 箇所箇所で、乗員さんが“敬礼”で迎えてくれます。勝手に優越感に浸っていました。若い乗員さんからベテランの乗員さんまで幅広い年齢層が見受けられました。



何より驚いたのは、体験航海の参加者がたくさんいたことです。護衛艦に乗ったとたん、人の多さに一番びっくりしました。親子連れからご年配のご夫婦、グループと人だらけ。興味がある人はたくさんいるんだと思った瞬間でした。自分の中では、50人くらいかな。100人くらいいたらすごいなと勝手に予想を・・・・。なめてました。大変失礼しました。護衛艦はるゆきには、約300名の参加者がいました。

体験航海は約2時間のコースで、佐世保の恵比寿湾を航海するもので、佐世保に恵比寿湾という湾があることを初めて知りました。ここで、1つ佐世保の地理の勉強ができました。佐世保には佐世保湾だけと思っていた自分が恥ずかしいです。

まずは、船の先頭付近を見学。色々と説明を聞いていると・・・海から別の船が護衛艦に近づいてきました。
何事だ!?と思い、案内人の中村さんに聞いてみると、護衛艦の出発の時に岸壁から離れる際に、前と後で別の船が引っ張り、誘導係りの役目をするとのことです。
見学している側からすると「すごい」の一言で、出てくる言葉も「すごい」の連発でした。



上の写真風景は、護衛艦について説明を聞いていました。1隻、船を造るのにいくら位かかるのか聞いたら・・・・
私「500万くらいですか!?」
中村さん「・・・・億単位ですよ」

中村さんは、私の答えを聞いて苦笑いをしていました。
なんて知識のなさ(^^;

ここで、「はるゆき」という護衛艦につけられた名前について興味がわきませんか?
護衛艦の名前は、法律に基づいてつけられているそうです。季節にちなんだ名前や、自然・地名、動物など。 言われてみれば、他にも私が聞いたことのある船の名前では「しまかぜ」・「はつゆき」・「くらま」など、季節が入っているなと気づきました。「はるゆき」は造られて28年になるそうです。なんと、私と同級生でした。母港は佐世保ということで親近感がわきますね。大体、船の寿命は約30年だそうで、それでは「はるゆき」はご年配に入るんですね。一世代前の型だそうです。

さて、港を出発して「ほんとに船は進んでるのか」と思う位、穏やかな海の上を潮風を浴びながら航海していると護衛艦上でのお勧めのスポットを知りたくなりました。中村さんに尋ねてみると、中村さんお勧めの場所は艦橋のトップとのことで早速案内をしてもらいました。

やはり人気の場所みたいで参加者がたくさんいました。また、見る景色も下とは違って広く見渡せ、開放感たっぷりでした。よく漫画とかで出てくる、見張りの場所にある操縦機械などもあり(今は使用していない)リアルでドキドキしました。

他の参加者さんも、操縦機械に興味を示されていて優しい中村さんは、その方にも説明をされて参加者さん納得されていました。



艦橋にいる時に、「大砲が動く」と案内があり、ちょうど上から見ることができました。(弾自体は入ってません。先端が動くだけです)
もちろん、初めて見ました。興奮しました。
乗員さんのかけ声に従って、回れ右をしたり、左向け左をしたり、思ったより早い動きに驚きました。「すごーい!すごーい」の連発でした。

大砲関係でもう1つ・・・・下の写真は実弾のレプリカ。持つことができたので体験。重い!!! なぜか、緊張。
写真の周りは子供達が私を見ていて・・・。持ち方がおかしいと言って笑われています。
私「持ってみ!?重かよ。持てんよ!」
男の子「いやー」
私「・・・・・・」



最初は、船の前方で見学をしていたんですが、中村さんからの提案で艦内と船の後方の見学をすることにしました。移動すぐに、ブリッジを通ることができ、艦長さんも教えてもらいました。艦長さんなどを見分ける方法は、首からかかっている色によって区別されているそうです。若い艦長さんでした。
艦内を見学するにも、急な階段やはしごを上ったり降りたり・・・ アスレチックみたいな感じで、艦内を動き回り、ようやく船の後方へいろいろな催し物が行われていました。



手旗信号や防火服の早着競争、体験試着、ラッパ隊の演奏・・・中でも興味を持ったのが、役に立つ結び方教室。
「もやい結び」という結び方で、引っ張る時に役立つ結び方だそうで、引っ越しなどによく使用されているとのこと。体験せずにはいられない私は、もやい結びに早速挑戦!





簡単なようで、意外に難しい!?学習能力が低い私は、何度も教えてもらいながら何回も挑戦しました。教えてくれている隊員さんも、教え過ぎて逆に自分でもわかならくなってしまわれたり、私が混乱させてしまったようで申し訳なかったです。結局、うる覚えで終了。なんだかスッキリしませんが、ご迷惑過ぎて・・・すいませんでした。こういった、結び方も代々受け継がれてきているようで、訓練もあるようです。先輩隊員さんが、後輩隊員さんにコツなどを伝授されている場面も拝見できて、隊員間のコミュニケーションの場にもなっているんだなと感じました。
ラッパ隊や手旗信号の披露も、素晴らしいものでした。手旗信号の模範演技を見ましたが、旗を振る角度や向きで1つ1つの言葉を表わしていることに感動しました。解読役の隊員さんもノートにメモを取って一生懸命解読していて勉強しているんだなと思いました(当たり前だと思いますが)。旗の色が“赤”と“白”なのは、何故か・・・一番見やすい色だからだそうです。
子供達も参加していて、とても楽しそうでした。

さて、次の見学は・・・艦内に。食堂がありました。

やはり、海上自衛隊の食べ物と言えば・・・毎週金曜日は「カレー」と思ってしまうのは私だけでしょうか!?中村さんに聞いてみると、やはり金曜日はカレー曜日でした。これは、曜日感覚をにぶらせない対策の一部だそうです。
体験航海では、カレーは食べることができなかったので残念でした。 カレーの味も船によって違うとのことでした。なぜなら、調理人が違うから・・・そりゃそうだ!納得(笑)。カレーにデザートがついていたり激辛カレーが出る船もあるそうです。カレー好きには、聞いてるだけでワクワクしますよね。



その他、救護室などを見学して船の外へ出てきました。艦内は通路が狭かったり、いろいろな部屋がたくさんあって迷いそうになったり・・・やはり艦内より外が個人的にはいいですね。

外を眺めては、佐世保の素晴しい景色。「軍港の街 佐世保」というのを実感できます。
約1時間半の体験航海はあっという間でした。船が港に着くまでの間は、景色に見惚れていました。佐世保を初めての場所から見る感じは、悪くないです。少し贅沢な気持ちになれました。

中村さんに『今までで、辛いと思ったことはありますか?』と尋ねたところ、「艦橋で食事を除き、約20時間立直していた時は、さすがにきつかった」と言われていました。
『任務中、一番嬉しかったことは?』と聞いたら、ソマリア海賊対処の任務で護衛を終了した時に外国船に「ありがとう」と言われたことだそうです。そのことを聞いた時は、感動しました。

船から降りる時も、誘導をして頂いたり手まで振って、さよならして頂いたりと最後までとても良くして頂きました。私の中での、海上自衛隊に対する印象が変わりました。



私達の知らない仕事は沢山あります。その中でも海上自衛隊のお仕事を少しでも知ることができたんだなと感じました。やはり、中村さんも「海上自衛隊の仕事を少しでもみなさんに知ってもらいたい意味を含めて、こういった体験航海をしたり、これからの仕事につく子供達の将来の夢にも繋がってほしい」とお話をして頂きました。確かに、こういった体験航海などの機会がないと、海上自衛隊という仕事内容を知ることはできないと思います。

【感想】

体験航海という、いい機会に巡り合えて初めて知る事がたくさんありました。個人的に大きい船は好きで、よく九十九島遊覧船のパールクィーンなどには乗ったりしますが、護衛艦は人生初体験でした。とても貴重な体験ができました。同時に日本を守っているお仕事だということも学び、少しではありますが海上自衛隊の知識を得ることができたのは、とても勉強になりました。わかりやすく丁寧に説明・案内をして下さった中村さんにも感謝です。ありがとうございました。

記念に中村さんと2ショット(^^)
本当にお世話になりました。ありがとうございました。

※海上自衛隊艦艇公開情報
http://www.sasebo99.com/sight_sasebo/kanteikoukai.shtml

体験航海後は、海上自衛隊の資料館「セイルタワー」にも足を運びました。
館内は残念ながら、撮影禁止なので写真付きで説明はできませんが、建物全部が資料館になっていて、船の操縦シミュレーションも体験することができます。私も操縦体験してみて楽しかったです。その他、昔の佐世保の港の風景や活躍した護衛艦の模型展示、戦争の航路など歴史にどっぷり浸かれる展示品・資料がたくさんあります。戦場からの手紙の展示もあり、心打たれました。

佐世保に住んでおきながら、セイルタワーも初めて行きました。
最上階からは、佐世保港を眺めることができすばらしい景色も見ることができました。
1階には、海上自衛隊グッズや記念品などのお土産コーナーもあり。私は、気になった“パンの缶詰”を買いました。未だに開けてないですが・・・。近いうち開けてみようと思います。

●セイルタワー
http://www.sasebo99.com/sight_sasebo/seiru.shtml

★勉強にもなる佐世保観光の1つです。
是非、チェックしてみて下さいね!

■平成22年12月9日掲載 取材、原稿/山暖簾スタッフ・古川

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