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「秋のひやおろしフェア」本陣酒造元、潜龍酒造さん酒蔵見学

 

『秋のひやおろしフェア』は終了しております。(2008年12月追記)
只今、山暖簾のレストラン「国見」では10月、11月の期間限定で『秋のひやおろしフェア』を開催しています。
春先に搾られた新酒は、一度だけ加熱殺菌した後、貯蔵されます。暑い夏の間をひんやりとした蔵で眠って過ごし、熟成を深め、やがて秋風が吹き始めた頃、出荷の時期を迎えます。秋まで熟成させて、出荷前の二度目の火入れをせずに出荷するお酒を『ひやおろし』と呼びます。

日本酒は1年をかけて熟成していくなかで気温の高い夏に、急速に熟成がすすみ味わいの成分が馴染みます。加熱によって、その熟成の風味を壊さずにそのまま楽しむことができるのが、秋の味覚とも相性抜群のこの『ひやおろし』だそうです。
『ひやおろし』がでまわるのは、9月、10月、11月と限られていて、この3ヶ月の間にも、刻々と熟成の度合いを深めていき、同じお酒でも月を追うごとに味わいが深まっていくそうで『ひやおろし』のなかでも夏越し酒、秋だし一番酒、晩秋旨酒と呼び名があるそうです。

『秋のひやおろしフェア』の中で、地元長崎のお酒として江迎町の本陣酒造元、潜龍酒造さんの本陣ひやおろしをご案内しておりますが、今回潜龍酒造さんのご好意もあり、山暖簾スタッフで酒蔵見学に行ってまいりました。



潜龍酒造さんは、元禄年間(1688年)創業で、敷地内には江戸時代に平戸藩侯が参勤交代や、長崎港警備へ出向くための宿泊処、御旅舎として使用されていた本陣屋敷跡(県指定有形文化財)などがある約300年の歴史ある酒造さんです。
本陣屋敷跡には、御成門、御成の間(枕水舎)が保存されており往時を偲ばせる道具や茶器などが展示されています。枕水舎(ちんすいしゃ)という御成の間の名前は建物の柱が水の中(池の中)から建てられているところから平戸藩侯みずからが名づけたといわれています。



座ったまま、眺めるように作られた庭園は2年前の災害で一度は無くなってしまったものの、使える岩はそのまま再利用して見事に復旧され現在では素晴らしい景観を見ることができます。また、表庭には水琴窟があり、水を流すと涼しげで透明感のある音が悠久の音色を奏でます。



1688年に平戸松浦藩によって建てられたという「もと蔵」は傘型の屋根組になっており、1階から2階の中心を通った1本の柱(約7.5m)によって支えられ釘を使わない組み込み式の特殊な酒蔵造りとなっています。酒造りに欠かせない水は敷地内の豊富な湧き水を使用し、原料となる米は山田錦を自家栽培したものを含めて、地元のお米を厳選したものを使用しているそうです。昔ながらの手法や手仕事を大切にしながら作られたお酒はどれも銘酒ばかり。



潜龍酒造の山下社長にお話を伺ったところ、ひやおろしは日向燗か、人肌燗が一番美味しいとのこと。
山暖簾ご宿泊の際には、潜龍酒造の本陣ひやおろしをはじめとして、銘品ぞろいの各酒造のひやおろしを秋の夜長にお楽しみください。
『秋のひやおろしフェア』は終了しております。(2008年12月追記)

◆本陣屋敷及び、山下家もと蔵見学について

・予約制となっております。 ご予約はお電話で 0956-65-2209
・小学生以下のお客様はご遠慮願います。
・ペットを連れての入場はご遠慮下さい。
・仕込みの時期は「もと蔵」の見学はできない場合があります。
・12月は、大変申し訳ありませんが、見学はご遠慮下さい。
見学時間/弊社営業日の9時〜16時まで (予約時、お問い合わせ下さい。)
見学料
・金本陣屋敷 大人/100円 中学生以下/無料  ※団体20様以上 大人/50円
・山下家もと蔵 無料
■長崎県北松浦郡江迎町長坂免209番地 http://www10.ocn.ne.jp/~honjin/

 

■平成20年10月30日掲載 取材、原稿/山暖簾スタッフ・井上

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